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創業家との決別も すてきナイスが再発防止策骨子を公表

経済 | 神奈川新聞 | 2019年8月24日(土) 05:00

すてきナイスグループ本社の家宅捜索で押収した資料を運び出す捜査員ら=5月16日、横浜市鶴見区
すてきナイスグループ本社の家宅捜索で押収した資料を運び出す捜査員ら=5月16日、横浜市鶴見区

 粉飾決算疑惑に揺れる東証1部上場の住宅関連会社「すてきナイスグループ」(横浜市鶴見区)は23日、一連の不祥事を巡る再発防止策の骨子を公表した。企業統治体制の改善などが柱で、創業家との関係を断ち切る姿勢を強調した。

 再発防止策として、取締役会による監督機能の強化を掲げたほか、内部統制機能を担う部署の増員や、監査室を新たに設置する方針などを示し、「組織改革や企業風土の改善を通じて法令順守意識の徹底を図る」(同社)とした。

 第三者委が問題の背景にあると指摘した、経営に対し強い影響力のある創業家出身の平田恒一郎元会長=金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪で起訴=らとの関係解消が急務として、外部の弁護士を中心とした「創業家との関係整理委員会」を設けることも盛り込んだ。

 前社長の木暮博雄取締役とグループ会社の取締役ら計4人が同日付で辞任したことや、一連の不祥事に関与した役員や社員に対する社内処分を検討する方針も明らかにした。

 また同社は、臨時株主総会を9月27日午前10時から、横浜市西区内で開くと発表した。

 
 

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