神奈川トヨタ自動車がまとめた8月の県内新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比4・6%増の1万9936台と2カ月ぶりに前年を上回った。2ボックス車やスポーツ用多目的車(SUV)などが堅調で、登録車が4・6%増の1万5480台と増加に転じたのが主因。軽自動車も各社の新車効果などで5カ月連続で増加した。
登録車は多目的レジャー車(RV)と商用車などが増え、乗用車が減った。
RVは10・0%増の5612台。各社でモデルチェンジが相次ぐSUVが40・4%増の1752台と全体をけん引。キャブワゴンも10・7%増の2248台と好調だった。車名別は、日産自動車の「セレナ」が台数首位に浮上した。
乗用車は1・5%減の7450台。2ボックス車(11・4%増の4050台)が10カ月連続で増加したが、トヨタ自動車の「プリウス」の半減など3ボックス車(28・4%減の1319台)の減少を補えなかった。車名別は、日産の「ノート」が昨年11月以来、連続の台数首位を守った。
軽自動車は4・3%増の4456台で5カ月連続の前年超え。新車効果のほか、昨年の燃費不正問題の影響からの回復が進んだ。県内軽比率は、前年同月と同じ22・4%。