相鉄グループの相鉄不動産(横浜市西区)は12月下旬から、南万騎が原駅前の分譲マンション「グレーシアみなまきみらい」の販売を開始する。地上7階、地下1階建ての2棟で、計105戸。完成はA棟が2018年9月、B棟は19年2月の予定だ。同マンションの完成で、同駅周辺で整備を進めてきた「リノベーションプロジェクト」は完了する。
同プロジェクトは、相鉄グループの沿線開発のモデルケースの第1弾となる。住民の高齢化が進む南万騎が原駅周辺に、サービス付き高齢者向け住宅や認可保育園、地域交流施設、商業施設などを配備。多様な世帯構成に対応する住宅を整備し、多世代が安心して住めるまちづくりを進めてきた。
相鉄いずみ野線沿線エリアは開発から、およそ40年が経過。子世帯は結婚や出産をするタイミングを迎えており、親世帯と子世帯がお互いを助け合える、ほどよい距離に住む「近居」需要を取り込む。今後は南万騎が原駅周辺リノベーションプロジェクト内に建設した賃貸マンション、分譲マンション、高齢者住宅への住み替えを促進するため、自宅の売却期間を延長したり、リフォーム費用やマンションのインテリアオプションなどをサービスする「住み替え応援メニュー」を展開していく。