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「気分に合う酒」新銘柄続々 復活1年、瀬戸酒造店の戦略

経済 | 神奈川新聞 | 2019年6月8日(土) 11:49

「セトイチ2019」を掲げる森社長=瀬戸酒造店
「セトイチ2019」を掲げる森社長=瀬戸酒造店

 開成町の酒蔵・瀬戸酒造店(開成町金井島)が38年ぶりに復活して1年になる。新銘柄を立て続けに世に出す一方、町北部の観光拠点としての役割を意識する森隆信社長(47)は、酒だけではなく地域のブランドづくりも視野に入れた戦略を考えている。

 幕末に創業した同酒造店は経営難で1980年に自家醸造を中止したが、2017年に都内の建設コンサルタント会社の傘下になって復活に向けて動きだした。施設改修などを行い、18年3月に蔵開き、同6月には38年ぶりの新酒が完成した。

 復活時は昔からあった「酒田錦」を含む3銘柄だけだったが、現在は13銘柄のラインアップがある。さらに「開成町あじさいまつり」初日の6月1日には新銘柄「セトイチ2019」も発売。敷地の地下80メートルからくみ上げる水は柔らかい口当たりで、それぞれの酒に生かされている。

 「BGMを選ぶように食べ物や気分に合う酒を」(森社長)というコンセプトで香りや味わいを特徴づけた銘柄を次々と世に出した。「この水に一番合う酒造りは解明されていない。米、酵母、仕込み方など、これからも長い時間をかけてチャレンジしたい」と森社長。今月開かれたインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)のSAKE部門純米吟醸酒の部でシルバーメダルを受賞したことも励みとなった。

 近隣の地酒専門店などに卸しており、飲食店でも飲める。地元住民にとって「酒田錦」は昔から親しんできた銘柄で、今回の復活を喜んでいるという。「大型連休や夏休みに親戚を連れてきて、以前聞いた説明を話して伝えている人もいる」と森社長。地元の誇りともなっているようだ。

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