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はとバス、海老名で工場見学ツアー 24日から

経済 | 神奈川新聞 | 2019年5月23日(木) 19:49

はとバスの日帰りバスツアーの見学先の一つとなった「雪印メグミルク」の海老名工場=海老名市中新田
はとバスの日帰りバスツアーの見学先の一つとなった「雪印メグミルク」の海老名工場=海老名市中新田

 海老名市内の産業施設を巡りながら、ものづくり体験や地場の味なども楽しめる日帰りバスツアーが、24日から販売される。手掛けたのは観光バスのはとバス(東京)で、市の協力を得て実施したモニターツアーが好評だったことから商品化した。同社は新しい立ち寄り先を求める工場見学ファンや、社会科見学向けの子どもたちらを呼び込みたい考えで、市も地元の活性化を期待している。

 ツアーは「大人の知的好奇心を刺激する!海老名市産業観光ツーリズム!」。乳業大手「雪印メグミルク」の首都圏基幹工場である海老名工場(同市中新田)と、ヘアケア商品製造の「近代科学」(同市門沢橋)、日本郵便神奈川西郵便局(同市中野)の計3カ所を巡る。

 海老名工場では牛乳や果汁飲料などの製造過程を見て回り、牛乳の試飲もある。近代科学では、市名産のイチゴを使ったオリジナルシャンプー作りを用意。神奈川西郵便局では、局内部の仕分け作業の様子などを見学する。

 昼食は、レンブラントホテル海老名(同市中央)で市内産野菜を添えたハンバーグステーキなどを提供。地域の特色を多方面で打ち出している。

 ツアー開発を巡っては今年3月、市商工課から地元企業への橋渡しなどを受けながら、市外在住者を対象に有料のモニターツアーを2回実施。いずれも市外から80人(同課)に上る参加があり、同社は「集客も良く、2日間ともに早い段階で満席となった」と好感触を得ていたという。

 工場見学や社会科見学をテーマにしたツアーでは、リピーター客を中心に根強い人気がある一方、有料募集ツアーの団体客は受け入れない施設も多いという。

 同社担当者は「海老名市にはさまざまな社会科見学施設がある上、受け入れに協力的であるところも魅力だった。今後も他の施設も含めて、社会科見学ツアーで受け入れをお願いしたい」とし、さらなる展開も期待。市経済環境部は「モニターツアーから商品化につながり、いずれの見学先も市内が選ばれ、非常に喜ばしい」と語った。

 ツアーは、新宿駅発着で午前8時半~午後6時半。7月23、29日、8月6、27日、9月10、30日の6日間。料金は昼食代含めて大人が8980円、子どもが8780円。同社ホームページなどから申し込める。

 
 

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