世界最大級のコンテナ船2隻が着岸できる国内最大級のコンテナターミナルが、早ければ10月下旬にも横浜港で着工する。海運業界は世界規模の統合や連携が進み、北米や欧州と日本を結ぶ航路の再編が進むなど港湾を取り巻く情勢が大きく変化している。政府と横浜市はコンテナ船の大型化や貨物量の増加に対応することで横浜港の国際競争力を高め、優位性を維持する狙いだ。
国土交通省関東地方整備局と市は、本牧ふ頭(同市中区)の沖合に計画している新本牧ふ頭を事業化する。本牧ふ頭先の海域約140ヘクタールを埋め立て、コンテナターミナルと物流施設を建設するもので、環境影響評価(アセスメント)手続きが4月に完了した。