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111年目の崎陽軒
食のインフラ、シウマイ弁当(中)開発

経済 | 神奈川新聞 | 2019年4月19日(金) 05:00

崎陽軒横浜工場のシウマイ製造ライン=横浜市都筑区
崎陽軒横浜工場のシウマイ製造ライン=横浜市都筑区

 一人、二人、また一人と弁当を買い求める客足が途切れない店がある。

 横浜駅の東口と西口をつなぐ東西自由通路とJR改札が交差する絶好の場所に位置する崎陽軒(横浜市西区)の「横浜駅中央店」。全店随一の売り上げを誇り、1日平均600個のシウマイ弁当を販売する。

 蒸気炊飯でもちもち食感に仕上げた俵型のごはん、マグロの照り焼き、卵焼き、鶏の唐揚げ、タケノコ煮とアンズで脇を固める。主役は5個の「シウマイ」。1個860円のシウマイ弁当は、1日平均2万4千個と日本一の売り上げを誇る駅弁だ。

 昨年誕生90年を迎えた看板商品「昔ながらのシウマイ(15個入り、620円)」も根強い人気がある商品。昨年同社で実施した12種類のシウマイの人気投票企画「シウマイ総選挙」では投票総数3893票のうち1237票を得て1位を獲得した。

 崎陽軒は二つの看板商品を軸に売り上げを伸ばし、2012年度から毎年、過去最高の売り上げを更新し続けている。

 だがそれだけに、商品開発の要となる弁当事業部の橋場洋文調理長は悩ましく思うことがある。

 「この二つの偉大な商品は圧倒的な存在。並び立つような商品を生み出すのは難しい」

 
 

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