製造業者が一堂に会した受発注商談会が19日、横須賀市本町のヨコスカ・ベイサイド・ポケットで開かれた。新規の取引先開拓を目的に、県内外から発注側の企業50社と受注側の企業201社が参加し、熱心に商談を重ねた。
神奈川産業振興センターや横須賀市、かながわ信用金庫などの主催。発注企業が計57ブースを設け、1件につき17分の制限時間で計約750件の商談が行われた。
今年は発注企業が前年より6社、受注企業は17社減少。同センターは「人手不足に加えて景気が好転し、新しい案件が来ても手が回らないためではないか」とみている。
機械メーカーの足立機械製作所(平塚市)の担当者は「自動車関係の仕事が多く、そこが落ち込んだ時にもカバーできるよう、従来のお客さん以外にも広げたいと思った」と参加理由を説明。3次元測定の検査サービスを展開する原製作所(長野県上田市)の担当者は「景気は順調。(商談を終えた)1件は具体的に話が進みそうだ」と話していた。