
食を中心に地域の魅力を伝える物産フェア「三浦半島百貨店」が30、31日、横浜市都筑区の商業施設「キーサウス」で開かれた。イベント運営会社「横浜アーチスト」が初開催。フォトフレーム作り教室もにぎわい、2日間で約1500人が来場した。
三浦半島の農家や漁師らでつくる「三浦半島食彩ネットワーク」事務局長の桑村治良さんが商品を選定。横須賀名物の海軍カレーは10品目以上、三浦野菜のピクルス、城ケ島ラーメンなど約30種が並んだ。
三崎冷凍マグロの加工の際に出る残りかすを肥料とした野菜栽培キットも販売。3月13日に「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー2018」の部門大賞を受けたばかりで、「これでパクチーが育つんだ」と多くの人たちの関心を集めていた。
フォトフレーム作りには三浦半島の海岸に漂着したシーグラス(波にもまれ角が取れたガラスの小片)や貝殻を使用。親子連れらが「きれいだね」「こんなに丸く滑らかになるの?」などと楽しんでいた。
桑村さんは「三浦半島の名品や逸品を集めたありそうでなかったイベント。この土地の食の魅力を知っていただくことをきっかけに、直接訪れてもらえればうれしい」と話している。横浜アーチスト横須賀支社によると、今後は横浜など都市部を中心に随時開催していくという。