神奈川・静岡の県境部が営業区域であるさがみ信用金庫と三島信用金庫、自治体などでつくる広域連携団体「箱根八里街道観光推進協議会」の3者は10日、箱根旧街道エリアの観光推進や地域活性化に向けてパートナーシップ協定を結んだ。小田原市から箱根町、静岡県函南町を経由して三島市に至る約30キロ(箱根八里)の旧街道沿いの官民が一体となり、観光振興や地域間交流に取り組む。
さがみ信金が県西・伊豆両地域の活性化に取り組むほか、三島信金は伊豆と小田原・箱根地域の活性化、協議会は箱根八里の街道観光の振興に、それぞれ注力する。さがみ信金の秋葉勝彦理事長はあいさつで「地域活性化に向け、主要産業である観光業や県境両地域で取り組んでいるヘルスケア産業の振興を図りたい」と意欲を示した。
さがみ、三島の両信金は今年1月に業務連携協定を結び、取引先支援や観光誘客の面で関係を深めている。