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田園都市・新デザイン(2)シビックプライド 「街は住民がつくる」

経済 | 神奈川新聞 | 2019年2月10日(日) 03:05

環境配慮事項や建築工事施工時の留意事項を定めた「街並みガイドライン」
環境配慮事項や建築工事施工時の留意事項を定めた「街並みガイドライン」

 「美しが丘健康づくり歩行者ネットワーク」は、歩行者専用道路を活用したウオーキングコースだ。約1キロ、約1400歩の初級コースから約6・4キロに及ぶ約9千歩の上級コースまで、毎日歩くことで生活習慣病の予防につなげようと、横浜市青葉区が整備を進めている。

 歩行者と自動車のアクセスを完全に分離した「ラドバーン方式」、自動車の通り抜けを排除する「クルドサック方式」。東急電鉄が開発した美しが丘をはじめとする多摩田園都市では、「快適で安全なまち」を目指し、最先端の街路計画が採用された。

 「街は住民がつくるものだと知り驚いた。良い環境は与えてもらうものでもないのだと」。自治会活動を通じて草創期から街づくりに携わってきた美しが丘中部自治会アセス委員会委員長の藤井本子さんは振り返る。

地区計画決定


 美しが丘地区(1、2丁目と3丁目の一部)では、1972年、全国初といわれる住民発意型の建築協定が締結された。以降、30年間、住民自身が質の高い住環境を守り続けてきた。

 協定期間の満了に伴い2003年には、より実効性の高い地区計画を決定。計画の自主的な運営、管理を担う専門組織として同自治会内にアセス委員会が発足した。同委員会は、地区計画では規定しきれない配慮事項を自主的に守る地域ルールを定めた「街並みガイドライン」を策定。

 
 

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