プラント大手の千代田化工建設(横浜市西区)は6日、米石油大手エクソンモービルとカタール国営石油が米テキサス州で計画している液化天然ガス(LNG)プラントの建設プロジェクトを、現地の建設会社など3社共同で受注したと発表した。受注総額は約1兆円。
千代田化工建設は米国内の別のLNGプロジェクトを巡り費用が大幅に膨らみ、2019年3月期連結決算で純損益が1千億円超の巨額赤字となる見通し。同社は今回のプラントに関し、リスク管理を徹底するため、設計と資機材調達の業務に限定して請け負うという。プラント建設は現地建設会社が手掛ける。
今回のプロジェクトは、既にあるLNG基地に、年間1560万トンを生産する液化・輸出設備を建設する。稼働開始予定は24年。