
県内最大級の工業技術・製品の総合見本市「テクニカルショウヨコハマ2019」が6日、横浜市西区のパシフィコ横浜展示ホールで始まった。40回目となる今年は約800の企業・団体が出展し、自慢の技術をPRした。
会場は「加工技術」「機械・装置・製品」「研究開発」「ビジネス支援」のテーマに分かれ、各企業・団体がブースを出展し、製品のデモンストレーションや説明を行った。
また、昨年好評だったIoT(モノのインターネット)やロボット関連の特設ゾーンを今年も設置。「さがみロボット産業特区ブース」では、介護・医療や高齢者などへの生活支援や自動運転などに取り組む47の企業・団体が出展した。
ソフトウエア開発の富士ソフト(横浜市中区)はコミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」個人向けモデルを紹介。18年8月の発売以来、離れて暮らす家族の見守りのためなどに購入するケースが多いといい、同社の担当者は「コミュニケーションロボットの市場は非常に活性化している。引き続き、介護者の負担軽減につながる技術開発に注力したい」と話した。
また、県西・三浦半島地域中小企業支援ネットワーク(横浜市西区)からは、金属加工技術や半導体の部品製造技術を持つ16社が出展。岩崎学園の情報科学専門学校(横浜市神奈川区)と連携し、在校生が出展企業を紹介するデジタルサイネージ・QRコードの製作を行い、チラシを配布するなどのPR活動を展開した。
開催は8日まで。入場無料。