小田急電鉄(東京都)と小田急不動産(同)は、川崎市北部に、郊外の新しいライフスタイルを提案する2拠点を開設する。3月中旬、小田急多摩線栗平駅(川崎市麻生区)にカフェやレンタルスペースから成るコミュニティー施設「CAFE&SPACE L.D.K.」を開業。また5月には同黒川駅前(同)に、シェアオフィスを核とした複合施設「ネスティングパーク黒川」をオープンさせる。
栗平・黒川エリアは、豊かな自然が残る落ち着いた住環境と、約30分で都心にアクセスできる利便性の高さから、子育て世代を中心に幅広い層の人口が増加しているという。二つの施設を開設することで、飲食店やカフェなど、気軽に住民が集える場を創出し、職住接近型のワークスタイルをサポートする。
「CAFE&SPACE L.D.K.」は駅徒歩1分の立地を生かし、地域活動の活性化につながる施設として幅広い世代が利用できる施設を目指す。
「ネスティングパーク黒川」は小田急グループが県内で初めて展開するシェアオフィス「キャビン」を中心に構成。デスクワークだけでなく、ワークショップや店舗としても利用できるスペースを提供するという。
両施設は「働き方改革」を見据えた新しいライフスタイルにつながる点が評価され、国土交通省の「平成30年度スマートウェルネス住宅等推進モデル事業(住宅団地再生部門)」に採択されている。