武蔵小杉駅(川崎市中原区)近くの工場用地に、地域最大規模の複合商業施設が誕生することが24日分かった。9棟目の超高層タワー型マンションも建設される。2012年夏ごろ着工、14年末の完成を目指す。
駅南東側にある東京機械製作所(本社東京都港区)の敷地で、綱島街道に面している。約3万7千平方メートルを南北2つの街区に分け、駅に近い北側に大規模商業施設ができる。地下2階地上5階建て、総床面積約11万平方メートル。土地は東京機械製作所が保有したまま建物を建設し、テナント貸しする形をとる。
大型スーパーなどの生活利便施設のほか、幅広い飲食・物販店舗を取りそろえたモール型ショッピング施設にする計画。シネマコンプレックス(複合映画館)などのサービス関連も充実させる方向で、来年5月にも施設内容を固める考え。
南側街区に建てる超高層マンションは地下3階地上57階建て(高さ約190メートル)、総戸数770戸。住友不動産が土地を買って分譲する。周辺には既に超高層マンションが6棟あり、ほかに2棟の建設が進んでいる。
東京機械製作所は千葉県木更津市に工場を建設中で、来年4月の完成を待って移転作業に入る。敷地にある工場建物のうち北側の第1工場は来年6月まで操業を続ける。
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