元町まちづくり協議会（横浜市中区）は、魅力ある街づくりを進めようと、優れたファサード（建物の正面部分）のデザインなどを表彰する「横浜元町まち並みデザインアワード」を、ことし初めて創設した。第１回表彰式は１３日夜、協同組合元町ＳＳ会事務局で開催。３部門に選ばれた店舗などに、表彰状と記念品が授与された。
横浜港の開港以来、多くの異文化を吸収しつつ歴史を刻んできた元町地区は、街並み自体を「まちの財産」とし、「元町まちづくり協定」に基づく街づくりを進めてきた。厳しい制約がある中、個性的ながらも品格がある建物やファサードデザインが誕生してきたという。同協議会の三浦順治会長は「これらを評価することで、より前向きに、街づくりに取り組んでもらえれば」と語った。
第１回の対象は、２０１５年１月～１６年１２月に建築または改装された建物。受賞したのは、「元町ショッピング・ストリート賞」に「ＺＡＬＥＴＴＡ元町１」、「ＬＡＣＯＳＴＥ横浜元町店」、「ｉｃｈｉ横浜店」の３店舗。「元町クラフトマンシップ・ストリート賞」は、「Ｍａｋｅｒ’ｓ Ｗａｔｃｈ Ｋｎｏｔ 横浜元町ギャラリーショップ」、「元町住宅賞」は、個人宅など３棟。
第２回目の選考は、２０１９年を予定している。
