川崎信用金庫は来春、登戸支店(川崎市多摩区登戸)を認可保育園併設店舗としてリニューアル・オープンする。待機児童解消に向け、市に協力するもので、信金の支店ビルに認可保育園が併設されるのは珍しいという。
支店は、小田急線の向ケ丘遊園駅と登戸駅のほぼ中間にあり、駅から5~7分。老朽化により、今年2月から建て替え工事を始め、新店舗は来年3月下旬にオープン。鉄骨4階建て(延べ床面積2740平方メートル)で、1、2階は店舗、4階に保育所が入り、屋上は園庭に使われる。保育所は社会福祉法人セイワが運営する「登戸ゆりのき保育園」(定員80人)として4月開設予定。ターミナル駅近くでニーズも高そうだ。
同信金は、2014年に市と結んだ包括連携協定に基づいて、市の待機児童ゼロ政策を支援するため、保育所整備事業に協力。「条件がそろえば、今後も協力していきたい」と話している。