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新米価格が下落、消費者と外食産業歓迎も流通関係者は収益低下懸念/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2010年10月13日(水) 16:46

特売で積み上げられた新米=1日、相鉄ローゼン三ツ境店
特売で積み上げられた新米=1日、相鉄ローゼン三ツ境店

新米価格が下落している。消費者のコメ離れとデフレ傾向に加え、過剰感が強まっているためだ。スーパー店頭では特売の目玉商品として並ぶ。消費者や外食産業からは歓迎の声が上がるが、流通関係者からは値崩れによる収益性低下への懸念も出ている。

中堅スーパー、相鉄ローゼンの三ツ境店(横浜市瀬谷区)は1日の特売日に、茨城県産こしひかりの新米(5キロ)を1580円で並べた。本場新潟産も1880円。女性客は店員に勧められ「新米でこの値段は安い」とかごに入れた。

店長は「コメは単価が高いので、値下げのインパクトがある。特売日にお買い得感を定着させたい」と話す。別のスーパーでも新潟産あきたこまちを1980円で売り出し中。昨年の同じ時期に店頭に置いた同銘柄の新米より200円以上安いという。

外食チェーンのコロワイド東日本(横浜市西区)は新米を10%安く調達できた。広報担当者は「低価格業態の出店を進める上でメリット」と喜ぶ。県内で回転ずしなど5店舗を展開する魚敬(三浦市)も新米の仕入れ価格は3%程度安くなったという。

農林水産省が発表した今年の作況指数(9月30日、平年=100)は99。平年並みだが、約26万トンが生産過剰とされる。既に民間在庫量は2009年に5年ぶりに200万トンを突破、今年6月末時点では218万トンに達した。

今年の新米は、農家から委託を受けて全農が卸売業者に販売する相対価格の段階で安くなっている。全農によると「先安観もあるので(農家に前金として支払う)概算金は冒険できない金額に安く設定した」という事情があるという。

消費者には喜ばれる動きだが、流通関係者からは懸念も。中堅スーパーのバイヤーは「これ以上安くなると店の売り上げ減に直結し、利益も少なくなってしまう」と漏らす。

卸売りのミツハシ(横浜市金沢区)の三橋美幸社長は「新米の価格が今後どれぐらい下がるか読めない。猛暑による高温障害など品質も心配だ」と取り引き動向を注視している。

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