さいか屋(川崎市川崎区)と京急百貨店(横浜市港南区)は、オリジナル商品の相互販売を10月1日から始める。対象商品は「よこすか海軍カレー」や京浜急行電鉄の電車グッズなど10点。他の百貨店でオリジナル商品を扱うのは双方とも初めてという。
顧客の利便性向上と相乗効果を図るのが狙いとしており、「今後、商品数を増やすほか、共同企画や共同配送など業務の効率化が図れる施策があれば検討、協力していきたい」(さいか屋)としている。
京急百貨店で扱うのは「さいか屋謹製よこすか海軍カレー」と「ペリー提督のクラムチャウダー」。さいか屋は川崎、横須賀、藤沢の3店で「京急600形プラレール」「京急電車切手シート」「京急2100形チョロQ」など8商品を販売する。
京急百貨店の親会社京急電鉄は2008年12月、さいか屋の第三者割り当て増資を引き受け資本参加。さいか屋でICカード乗車券PASMO(パスモ)を使えるようにするなど関係を強めている。さいか屋の親会社雑賀屋不動産が特別清算した後は筆頭株主となっている。
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