
百貨店で、早くもランドセル商戦が始まっている。夏休みは親子3世代で来店する客も多く、祖父母からのプレゼント需要も多いと期待。例年よりも前倒しして販売を始めた店もある。
昨年より3週間早い今月3日に販売を始めたのはそごう横浜店。「顧客のニーズは年々、早まっている」と話す。現在30種類以上を用意しているが、女の子に人気のファッションブランドの商品や、脇に刺しゅうが付いたタイプ、色では光沢のあるパールワインなど「こだわりのある商品が売れている」。中心価格は5万円台後半だが、少子化時代、祖父母は孫には費用を惜しまない様子。中には値段を見ることなく購入を決めた客もいたという。
19日に販売を始めた京急百貨店。立ち上げは昨年と同時期だが、今年は5種類ほど多い約30種類でスタート。従来は10、11月が最盛期だが「今年はさらに早まる」と予測。9月29日まで早期優待を行い、「8、9月は前年比40%増の売り上げを目指す」と意気込む。
横浜高島屋も25日に売り場を開設した。やはり5万~6万円のブランド品が人気を集める。担当者は「最近の女の子はおしゃれへの関心が高く、同じピンクでもローズ系など微妙な色違いで悩む子も多いですね」と話している。
【】