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南部市場跡地利用構想、議論深める景気に

経済 | 神奈川新聞 | 2010年8月6日(金) 11:07

南部市場共栄会が打ち出した跡地利用構想は、統合による不安を一掃するとともに、地域活性化を志向するものだ。観光要素を持ち合わせた新しいスタイルの商業施設の青写真が具体化すれば、南部市場廃止の影響を受ける他の業者にも刺激を与えることになりそうだ。

共栄会は南部市場の玄関口に近い「関連棟」で、主に青果や水産の買い出し業者を対象に営業してきた。いち早く構想をまとめ上げた背景には、本場にはスペースがないため移転が難しいという事情がある。仲卸業者が本場に移ってしまえば経営が立ち行かなくなるとの危機感だ。「総合卸センター」構想は一般消費者や観光客向けに軸足を移すことで生き残りを図ろうとしている。

同様に南部にとどまることになる花き卸売業者も、「南部市場に何もなくなるというイメージは避けたい」と懸念していた。花き部は地方市場か民営流通センターに移行する方針だが「三浦半島の顧客はしっかりとらえているし、中央市場でなくなることで取引の自由度が増すかもしれない」と前向きな声も聞かれる。

基本的に本場に統合される青果は、南部市場内にすでに物流センターを保有している。本場の補助施設として活用する方針だが、構想を受けて施設拡充の動きが加速する可能性もある。

もともと市場統合は東京市場をにらんだ競争力強化とともに、業務の効率化を図りたいという狙いもあった。統合により開設者の横浜市は、南部市場の業務管理や衛生検査が不要になる。構想が持ち上がった関連棟に近い市の管理棟をどう活用するかも今後の焦点だ。

共栄会の構想部分は南部市場の敷地の一部にすぎない。跡地全体の活用に向けた建設的な議論を深めるきっかけになることを期待したい。

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