県百貨店協会が22日発表した県内主要百貨店(横浜高島屋、そごう横浜店、横浜岡田屋、京急百貨店、都筑阪急、西武東戸塚店、さいか屋)の6月の売上高は前年比5・6%減の304億4302万円で、28カ月連続でマイナスとなった。
さいか屋を除いた横浜市内合計は、前年比2・9%減の270億6114万円。5月は前年実績を上回っていたが、一進一退が続いている。
衣料品(8・7%減)や食料品(3・6%減)、雑貨(5・2%減)などが低迷。同協会は「各店とも中元商戦の出足が鈍かったほか、クリアランスセールを7月に先送りした結果、(6月は)セールでの売り上げが少なかった」と説明。「株価低迷で高級腕時計など高額商品の動きも鈍化した」と話している。
店別では、そごう横浜店が宝飾品の還元セールを実施したことなどで1・6%増。横浜高島屋は昨年のレストラン街リニューアルの反動減などもあり6・3%減だった。
同協会は7月の見通しについて「中元やセールの売り上げが期待できる一方、株価の低迷が続くとブランド品などの買い控えの懸念もある。盛り返せるか微妙」とみている。
さいか屋は横須賀店大通り館の閉館に伴い、売り場面積を24・5%縮小している。
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