1. ホーム
  2. ニュース
  3. 経済
  4. 野菜の生産・流通現場を季節外れの低気温が直撃、来月には値崩れの懸念も/神奈川県内

野菜の生産・流通現場を季節外れの低気温が直撃、来月には値崩れの懸念も/神奈川県内

経済 | 神奈川新聞 | 2010年4月24日(土) 09:27

季節外れの低気温が、県内の野菜生産・流通の現場を直撃している。生産農家は生育状況の悪さにため息をつき、流通現場は高騰している価格の調整に懸命だ。供給が持ち直す見通しの来月には、今度は値崩れが起きかねないとの懸念も出ている。

「露地野菜の生育状況は30%程度。ウメやキャベツは凍り、小松菜、ホウレンソウは雨に流された」

農事組合法人の報徳農場生産組合(大井町)は「こんなに長期にわたる気候の変化は今までにない」と、悲鳴を上げる。葉ダイコンの葉が寒さで育たず、春に外したネットをかけ直した。

市場相場も高止まりしている。横浜市中央卸売市場での神奈川産キャベツ(10キロ)は、23日の高値が2415円と、例年の倍の水準。青果卸売りの横浜丸中青果(横浜市神奈川区)は「高値のために発注も止まり、荷動きが悪い」とみる。

政府は全国の生産出荷団体に出荷の前倒しや規格外品の供給を求めた。だが現場は「出したくても出すものに乏しい状況。天気の回復を待つしかない」(県農業振興課)のが本音だ。

「コープかながわ」など6生活協同組合で構成するユーコープ事業連合(横浜市港北区)は22日、県内など152店舗で、在庫の野菜を2~3割引きで放出するセールを開いた。25日にも開く。中堅スーパーの相鉄ローゼン(横浜市西区)も、少量パックの販売など価格ショックの緩和へ模索を続けている。

連休明けには価格が落ち着きを取り戻すとの見方が大勢だ。だが、その際に供給が過剰になって値崩れを起こす懸念も、関係者に強い。

日本政策金融公庫横浜支店(農林水産事業)は「天候不順で遅れた出荷が集中してくる時期に値下がりが重なると、経営が苦しくなる農業者が現れる恐れがある」。22日から、低温・降霜の被害に関連する相談窓口を設けた。低利の制度融資や既存融資の条件緩和など、農家が抱える先行きの経営課題に早めに対応する。

【】

横浜市中央卸売市場に関するその他のニュース

経済に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング