金属加工機械大手のアマダホールディングス(伊勢原市)は、あらゆるものがネットワークにつながるIoT技術を活用して顧客企業の生産性向上をサポートする取り組みを強化する。18日に本社で、IoTサービスの展開に向け、顧客対応の中核となる「IoTサポートセンター」などの仕組みを公開した。
同社は、顧客とサポートセンターをIoTでつなぐ機器開発で富士通と協業。ネットワークの形成で、顧客の加工機械の稼働状況や異常などを一元的に監視・把握し、生産が滞らないようサポートする。災害などの有事があっても、データの保全で顧客の操業再開をバックアップするほか、稼働状況を分析して、より効率的な加工方法や工程を助言するなどのサービスも視野に入れる。