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富士ゼロックスがMMに研究機能集約へ

経済 | 神奈川新聞 | 2010年2月26日(金) 23:00

6月から4000人が勤務する富士ゼロックスの新拠点=横浜・MM21地区
6月から4000人が勤務する富士ゼロックスの新拠点=横浜・MM21地区

富士ゼロックスの新しい研究開発(R&D)体制の概要が26日、明らかになった。横浜・みなとみらい21(MM21)地区に今春完成する新拠点ビルを中核に、抜本的な再編に踏み切る。川崎、南足柄市、中井町に分散している本社直轄の研究機能だけでなく、海老名事業所の一部も集約する。新拠点をグループのR&D拠点と位置づける姿勢を鮮明にする。

山本忠人社長が神奈川新聞社の取材に対し明らかにした。MM21の新拠点には、新たに設立した開発子会社「富士ゼロックスアドバンストテクノロジー」の本社人員も合わせ、4千人が勤務する見通し。

山本社長は新拠点を、複合機やプリンターに関連する分野で「最先端技術の企画から開発、設計、ソフト開発までを担う研究開発拠点」と表現。海老名事業所の設計部門や川崎のKSP事業所のソフトウエア開発部門などを集めることで、一層の効率化につなげる。

再編後も南足柄、中井の事業所は存続させる。川崎の扱いは未定としている。

主力の海老名事業所は再編に伴い、開発した技術を量産するための「生産技術」拠点として位置づける。「MM21の新拠点で開発したものを海老名で試作する」(山本社長)という関係を想定しており、県内拠点の重要度が高まることになる。

MM21の新拠点は20階建てで、延べ床面積約13万5千平方メートル。県の産業誘致方策(インベスト神奈川)を活用し2008年3月に着工、今年3月下旬に完成予定。集約は順次進め、6月までに完了させる。建物の正式名称は今後決めるという。

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