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計約280店の「都市型多核モール、湘南C‐X商業施設の計画概要発表/藤沢

経済 | 神奈川新聞 | 2010年1月19日(火) 20:30

藤沢市と住友商事(東京都中央区)は19日、「湘南C‐X(シークロス)」都市再生事業の中核プロジェクトであるA-1街区に建設する大型商業施設の計画概要を発表した。複数の核店舗と専門店群(合計約280店)から成る「都市型多核モール」を設け、湘南エリアの新しいライフスタイルを提案する。開業予定は2011年秋。

計画では、施設は地上4階、総床面積約17万平方メートル(店舗面積約6万3000平方メートル)。外観は上層階へ向かって段丘状に壁面を後退させ、高い緑被率と相まって「湘南みどりの丘」をイメージさせる。建物前のオープンモールには路面店型の店舗を配置し、「湘南ビレッジ」のコミュニティーライフを提案する。

核店舗はカテゴリーキラー(特定分野の品ぞろえを強化して低価格販売する小売業態)、専門大店(特定分野に特化した商品をそろえた百貨店の新しい業態)、シネコンなど十数店を導入。専門店は特化型やライフスタイル提案力の高い店舗を集め、湘南らしい「豊かで、落ち着いた、上質な毎日」に必要な情報を発信する。

商圏人口は3キロ圏20万人、5キロ圏45万人、10キロ圏119万人で、団塊世代や団塊ジュニアが多く居住し、所得や文化の水準も高い。そこで、湘南にこだわりを持つ「湘南高感度層」を中心に、流行に敏感な「湘南ヤング層」から「団塊3世代ファミリー層」までを顧客のターゲットとする。

来店者は年間2000万人、売り上げは同400億円を見込む。開業は世界的な不況のあおりで当所計画より約1年遅れるが、住友商事の東野進・建設不動産本部長補佐は「これほどの立地条件に恵まれた物件は、首都圏では最後と言っても過言ではない。テナント募集への関心も高い」と自信を示した。

◆「湘南C‐X」 JR辻堂駅北口の関東特殊製鋼(カントク)本社工場跡地(約20ヘクタール)を再開発し、居住人口2300人、就業人口1万人のまちをつくる都市再生事業。A-1街区は駅前広場に面した約6ヘクタールの土地で、事業の中核プロジェクトに位置づけられ、複合都市機能を導入することになっている。

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