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武蔵小杉新駅3月13日開業、成田直結で利便性向上/川崎

経済 | 神奈川新聞 | 2009年12月19日(土) 11:15

建設工事が進む横須賀線の武蔵小杉駅=川崎市中原区
建設工事が進む横須賀線の武蔵小杉駅=川崎市中原区

JR東日本は18日、横須賀線の新駅「武蔵小杉駅」(川崎市中原区)の開業が、来年3月13日に決まったと発表した。ダイヤ改正に合わせたもので、増発列車を含め横須賀線、湘南新宿ライン、特急「成田エクスプレス」の全列車など計193往復が停車する。新駅から東京や新宿まで17~18分、成田空港へは1時間20分弱で直結し、開発が続く小杉周辺地区の利便性はさらに向上する。

停車するのは、横須賀線100往復、湘南新宿ライン(特別快速・快速)66往復、成田エクスプレス26往復、新宿・池袋と伊豆急下田を結ぶ「スーパービュー踊り子号」1往復。

新駅は、横須賀線の新川崎駅から2・7キロ、西大井駅から6・4キロの地点に整備。JR東は、1日の乗降客数を約7万人と想定している。JR南武線の同駅とは暫定的に連絡通路(約390メートル)で結ばれる。

新駅設置は、地元住民らの要望を受け、2003年夏に阿部孝夫市長がJR東に要望。07年5月に工事に着手した。総事業費は約226億円。市が約168億円、住宅事業者が約20億円、JR東が約38億円を負担する。

市まちづくり局によると、武蔵小杉駅全体の1日乗降客数(06年度)は約30万人。再開発事業が進む同駅周辺地区では、今後も14年度までに計約2千戸の集合住宅の建設を予定している。全列車が停車することについて、JR東日本横浜支社は「乗換駅で需要が高い。成田エクスプレスなども止める価値があると判断した」と話している。

阿部市長は「発表されたダイヤは期待以上のもの。市全体の活性化に大きく貢献すると確信している」とのコメントを出した。

武蔵小杉新駅促進協議会会長の松本等さん(82)は「新駅開業は30年来の悲願。横須賀線の停車をと思っていたが、湘南新宿ラインや成田エクスプレスまで停車するなんて。これだけ停車するのであれば、今度は(横須賀線と並行して走る)新幹線の新駅も」と期待を込めた。

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