1. ホーム
  2. ニュース
  3. 経済
  4. デパ地下の生鮮品、安さ追求で“勝負”/神奈川

デパ地下の生鮮品、安さ追求で“勝負”/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2009年10月27日(火) 11:38

百貨店の食品売り場に並ぶ青果。スーパーに劣らない値ごろ感を誇る=そごう横浜店
百貨店の食品売り場に並ぶ青果。スーパーに劣らない値ごろ感を誇る=そごう横浜店

高級感のある総菜が主力だった百貨店の地下食品売り場で、生鮮品が存在感を強めている。食費節減のため素材を家庭で調理する「内食」傾向を背景に、地元産の仕入れや在庫管理の工夫で値ごろ感を追求し、新たな集客力に育てたい考えだ。同様の路線で大手との差別化を図ってきた食品スーパーとのすみ分けが注目されそうだ。

半切り白菜100円、キャベツ1玉158円―。そごう横浜店(横浜市西区)地下の青果売り場に並ぶ商品価格は食品スーパーにも遜色(そんしょく)のない設定だ。

売り場面積はスーパーに比べて小さいが、横浜を中心とした近郊の卸売市場から1日2便の機動的な仕入れで在庫を管理。配送費用の安い地元産のものと組み合わせ、高品質と値ごろ感を追求する。「『意外に安い』との認知が広がり、商品の回転が上がっている」(そごう)。

さいか屋横須賀店(横須賀市)に入居する青果店も、三浦半島から集まる鮮度の高い商品が武器。近隣スーパーの店頭価格を記したメモを、定期的に百貨店担当者が手渡す。さいか屋は「季節の野菜などはチラシの最終校正ぎりぎりまで価格交渉をする。『デパートは高い』と思われない価格で来店機会を増やしたい」と話す。

高品質の地元産商品は、地域の食品スーパーとも共通しがちな路線。東急ストアは、22日に開店させたたまプラーザ店(横浜市青葉区)に、社員と県内生産農家が共同で生産計画・栽培に携わる「神奈川農園」のコーナーを設けた。木下雄治社長は「スーパーの商圏は駅周辺の数キロ以内。百貨店と重ならないようにやっていく」。小田原市を中心に11店舗を展開するヤオマサも、地元産の無農薬野菜の販売を増やす方針だ。

8月の県大型小売店統計調査(速報値)によると、食料品の売上高(既存店)は百貨店で前年同月比4・0%減、スーパーでも2・8%減。消費の冷え込みが響いて百貨店、スーパー双方とも単価の下落傾向が続いている。

【】


東急ストアが始めた「神奈川農園」のコーナー=横浜市青葉区
東急ストアが始めた「神奈川農園」のコーナー=横浜市青葉区

経済に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング