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旧横浜松坂屋本館、解体計画 歴史的建造物の認定解除へ

経済 | 神奈川新聞 | 2009年10月13日(火) 22:53


解体し建て替えることになった旧横浜松坂屋本館の建物=横浜市中区
解体し建て替えることになった旧横浜松坂屋本館の建物=横浜市中区

昨年10月に閉店した横浜松坂屋(横浜市中区伊勢佐木町1丁目)を所有するJ・フロントリテイリング(JFR)は13日、歴史的建造物の本館を解体し、2階建て商業施設に建て替える事業計画を横浜市に正式に提出した。市は計画を受け入れる方針。閉店から丸1年を目前に控え、再開発計画は一定の着地点を見いだすことになった。

市は歴史的建造物の認定を解除する手続きに入る。JFRは2005年に外観保全改修工事費用として市から助成された約4400万円を返還する。

JFRは今後、現在の外観の記録保存を行い、市や地元関係者らとの交渉を経て解体工事に着手する。アールデコ様式のテラコッタ装飾を備えた5、6階部分を中心に一部デザインを復元する。

スーパーマーケットの業態で営業再開を目指すが、具体的な時期は「市などとの交渉が済み次第決定したい」(都島敏明専務執行役員)として明言しなかった。

本館は1921年に完成し、2004年に市の歴史的建造物に認定された。昨年10月26日の閉店後、JFRは当初、商業施設やマンションなどの高層複合ビルの再開発計画を検討したが、経営環境の悪化で現在の事業計画に変更していた。

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