ことし12月に創業100周年を迎える相鉄グループの相模鉄道(横浜市西区)が、目玉事業として新型車両を投入することが1日、分かった。運転開始は早くて年度内となる見込み。JR線とは2019年度下期、東急線とは22年度下期にそれぞれ都心への相互直通運転を控えており、一層のブランド力向上を狙う。
新車両の名称は未定。外観は横浜をイメージした「ヨコハマネイビーブルー」が基調となる。新型車両の投入は09年の11000系以来。
相鉄グループは認知度向上などのため15年から「デザインブランドアッププロジェクト」を本格的に始動。駅舎や相鉄、相鉄バスの制服などを順次、刷新してきた。
1993年に登場した現行の9000系車両は昨年リニューアルし、外装を白に青とオレンジのラインが入った従来のデザインから濃紺に変更した。同車両は座席に明るいグレー、ボックス席には本革を使用するなど高級感あふれる内装を採用し、2016年度グッドデザイン賞を受賞した。相鉄は9000系リニューアル車両についても編成を増やす方針だ。