パイオニアは25日、光ディスク事業で、シャープと共同で新会社を設立すると発表した。本社は川崎市幸区のパイオニア事業所内に置く。光ディスクの中でも成長が期待されるブルーレイディスク(BD)市場で事業拡大を目指す。10月1日から業務を始める。
新会社「パイオニアデジタルデザインアンドマニュファクチャリング」は7月に設立。資本金は60億円で、パイオニアが66%、シャープが34%出資する。
社長にはパイオニアのコンポーネンツ事業部長の栗原俊彦氏が就任する予定。従業員は約450人。事業開始から半年間で売上高380億円を見込む。
BDプレーヤーのほかレコーダーやドライブなどの製品について、開発から設計、製造、販売まで一貫して手掛ける。普及とともに価格競争が激化しており「互いの技術力を組み合わせ、競争力のある商品を開発する」(パイオニア広報)という。それぞれのブランドは維持する。
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