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GDP成長率を上方修正、浜銀総研14年度景気予測/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2013年11月19日(火) 22:33

浜銀総合研究所は19日、政府が14日に7~9月の国内総生産(GDP)速報値を発表したことに合わせて、2013~14年度の国内景気予測を見直した。10月に政府が消費税引き上げと同時に公表した総額6兆円規模の経済政策パッケージの効果なども盛り込み、14年度のGDP成長率は前回9月予測から0・8ポイント上方修正し、前年度比プラス0・9%になると予測している。

14年度前半は、消費増税に伴う駆け込み需要の反動減で成長率が鈍化すると予想しているものの、政府の5兆円規模の経済対策と1兆円規模の減税措置により、14年度のGDPは0・6ポイント押し上げられる、とみている。金融業、保険業を除く企業の経常利益増加率も2・6ポイント押し上げられるという。

中でもインフラ整備などを含む公共事業(2兆円)や復興法人税の1年前倒し廃止(検討中、9千億円)、設備投資を促す法人減税(7300億円)などの効果が大きいと予測する。

また、安倍政権が産業界に賃上げ要請を行っていることなどを背景に雇用の改善や賃上げなどが進み、14年度も個人消費が景気を下支えするほか、米国や中国を中心とする海外経済の回復により、輸出が増加する見通しであることも大きいという。

13年度のGDP成長率予測は前年度比プラス2・7%と、前回から0・1ポイント下方修正した。アジアの新興国向けの輸出が伸び悩んでいることなどが影響しているという。

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