1. ホーム
  2. ニュース
  3. 経済
  4. 関東主要地銀の中間決算 株高で大幅増益 横浜銀は中小融資増強へ

関東主要地銀の中間決算 株高で大幅増益 横浜銀は中小融資増強へ

経済 | 神奈川新聞 | 2013年11月18日(月) 21:47

横浜銀行など関東地方と近隣の主要地銀の2013年9月中間決算(単体)が出そろった。株高を背景に市場運用や、投資信託などの個人向け商品の販売が好調で、いずれも大幅増益だった。一方、各行が中小企業向け融資を順調に伸ばす中、横浜銀は9月末残高が前年比3・5%減となった。横浜銀は成長産業や海外進出への融資を一層増強するなどし、「下期はプラスにしたい」(寺澤辰麿頭取)と巻き返しを図る。

横浜銀は過去3番目となる純利益306億円を確保。本業のもうけを示す実質業務純益は6年ぶり、売り上げにあたる業務粗利益は5年ぶりに増益、14年3月期連結業績予想も純利益565億円に上方修正したが、中小企業向けの融資残高は前年比3・5%減の2兆9千億円にとどまった。

寺澤頭取は、こうした現状を「昨年上期は(日銀短観で前年比)プラス17%だった県内の設備投資が、今年はマイナス5・2%だった」と、4~9月は県内で設備投資が冷え込んだことが最大要因だと分析する。

周辺の地銀は、千葉銀行(2・7%増)や、静岡銀行(0・5%増)をはじめ、同部門の融資残高を軒並み伸ばしている。千葉銀は不動産や製造業への融資が伸びたほか、「成長ビジネスサポート室」を中心に、医療・介護や観光、農業などの分野で新規開拓に取り組む。千葉銀は「千葉は人口当たりの病床数や医師数が少なく、今後も大きく伸びる見込み。自然に恵まれ、地元への波及効果のためにも観光や農業でも中小企業を支援したい」と話す。

神奈川にも16店舗を持つ静岡銀は、自動車やバイクなどの輸送用機械関連をはじめとする製造業への融資が増えているという。大企業や中堅企業向け融資も増加し、純利益は過去最高を更新した。県内では相模原や県央地域を中心に展開し、東京都民銀行と来年に経営統合予定の八千代銀行(東京都新宿区)も、中小向け融資量をこの1年で約110億円伸ばした。「厚木出張所を支店に昇格させるなど、法人営業の拠点を増やしてきた」と説明する。

横浜銀は15年度までに、県内の中小企業を中心に、法人の融資先を1500社程度増やす方針。環境、医療・介護、農業などの成長分野と、県内企業の海外展開への融資量などを増やせるかが焦点になる。

9月末の横浜銀の県内貸し出しシェアは「メガバンクのシェアを奪ってきた」(寺澤頭取)と過去最高の32・9%。地元企業との密接な関係が強みで、融資のほかにも成長支援ファンドで企業の資本強化をサポートしたり、補助金を受けられる環境設備への投資提案などで、融資先の開拓を進める。日銀短観によると、県内の下期の設備投資はプラス18・8%の見通し。景気回復を背景に、企業の投資意欲が戻るかどうかも下期の融資量を左右しそうだ。

【】

短観に関するその他のニュース

経済に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング