JFEエンジニアリング(横浜市鶴見区)は11日、インドネシア最大のセメント会社から廃熱回収発電設備を受注した、と発表した。2015年度の稼働を予定している。
発電設備は、国営セメンインドネシア社のトゥバン工場に設置される。セメント製造時に出る廃熱を利用して発電するもので、ボイラーや蒸気タービン、発電機などの主要機器で構成されている。発電規模は約28メガワット。今回の計画で発電設備をフル稼働した場合、二酸化炭素削減量は約13万トンになる見込みという。
JFEエンジは台湾や中国、欧米などのセメント工場に廃熱回収発電設備を納入しており、同国ではセメンインドネシア社のパダン工場に次いで2基目。
また2社は10月、環境分野での協業を進めるため包括業務提携を締結した。2社は今後、セメンインドネシア社が事業会社を持つインドネシアやベトナムで、廃棄物の処理事業なども展開する方針。
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