他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 経済
  4. JVCケンウッド、55億円赤字転落/横浜

JVCケンウッド、55億円赤字転落/横浜

経済 | 神奈川新聞 | 2013年11月6日(水) 22:45

会見に臨む江口社長(左)と河原取締役会議長=東京証券取引所
会見に臨む江口社長(左)と河原取締役会議長=東京証券取引所

JVCケンウッドは6日、2014年3月期の連結業績予想を下方修正し、純損益が30億円の黒字から、55億円の赤字に転落する見通しだと発表した。主力のカーエレクトロニクス事業で、円安進行に伴う原価上昇などが収益悪化につながった。また、江口祥一郎社長(57)がCEO(最高経営責任者)を退き、河原春郎取締役会議長(74)が引き継ぐことを柱とする新体制や早期希望退職の実施も発表。厳しい業績不振を受け経営の立て直しを加速させる狙いだ。

同日発表した13年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比0・6%減の1484億円、純損失が51億円だった。14年3月期の連結業績予想は、売上高を3300億円から3100億円、営業利益を110億円から10億円にそれぞれ引き下げた。

同日付発足の新体制は、江口氏がCEOからCOO(最高執行責任者)に就任し、CEOを河原氏が引き継ぐ。CEOは事業再建計画をまとめて、次世代事業開発や成長戦略を推進する改革を指揮。COOは再建計画を実行し、業績の達成に専念する。

役員報酬を36~12%、幹部職の給与を平均10%、ともに今月から5カ月間減額する計画もあわせて発表。45歳以上の幹部職を対象に、来年3月末を退職日とした数百人規模の早期希望退職を実施することも明らかにした。

同日都内で開いた決算会見で、河原氏は新体制について、「下期や来期に向けた業績の立て直しに取り組むのが狙い」と説明。今後について、「原価上昇や固定費対策をきちっとやって来期に備え、今期を底にまた立て直すことが大きな施策と考えている」と話した。

【】

 
 

役員報酬に関するその他のニュース

経済に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング