県百貨店協会の25日の発表によると、横浜市内の主要百貨店(高島屋横浜店、そごう横浜店、横浜岡田屋、京急百貨店、都筑阪急、西武東戸塚店、東急百貨店たまプラーザ店)の9月の売上高は前年同月比4・0%増の259億4446万円で、2カ月連続で前年同月実績を上回った。月初は残暑が続き、秋物衣料品の動きがやや鈍かったものの、その後、秋らしい陽気となり活発化した。
商品別では主力の衣料品が6・3%増。家具や寝具の動きも良く、家具は20・5%増、寝具を含む「その他の衣料」は8・5%増だった。「10月1日に消費増税が発表される前に購入しようという消費者もいたようだ」と同協会。美術・宝飾・貴金属も15・3%増と、好調を維持している。
店別では横浜岡田屋、西武東戸塚店を除く5店舗が前年をクリア。高島屋横浜店は家具が56%増となったほか、衣料品や美術・宝飾・貴金属などが2桁増。そごう横浜店では6万~8万円のランドセルが売れ筋となるなど、衣料品や雑貨で単価の上昇が目立つという。
足元の状況について、同協会は「家具や寝具、高額品は好調が続いているが、週末に予想される台風の影響で来店客が減らなければ良いが」と話している。
さいか屋を含む県内合計は3・3%増の285億8706万円。2カ月連続で前年同月実績を上回った。
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