自動車ランプやミラーを手掛ける市光工業(伊勢原市)は20日、現地企業との合弁で展開していたインドネシアの子会社「PT・イチコウインドネシア」の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。
取得額は非公表。イチコウインドネシアは主に自動車ランプの製造・販売を行っており、完全子会社化で意思決定のスピードを速め、インドネシアでの売り上げ拡大を目指す。
すでに生産効率の向上や競争力の強化を図るため、2016年度から11億円規模の設備投資を推進中。17年度までに現地で新規設備などを導入する。
市光工業は「東南アジア諸国連合(ASEAN)地域のビジネス拡大を図る経営戦略の一環」と説明している。