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ファンケル 連結子会社株式を譲渡、エステサロン「ノイエス」/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2013年6月13日(木) 22:05

ファンケル(横浜市中区)は13日、連結子会社でエステティックサロンを経営するノイエス(東京都渋谷区)の株式を譲渡するとの基本合意に達した、と発表した。譲渡先や譲渡金額は「相手先との守秘義務上、非公表」としている。譲渡日は未定。

ノイエスは全国27店舗のエステサロンを展開している。ファンケルは2009年7月、美容関連事業の強化の一環として子会社化。無添加化粧品を使った施術サービスの導入により、認知度向上や新規顧客の開拓を狙った。子会社化して以降、黒字の時期もあったが、13年3月期は2億円の営業赤字を出すなど厳しい経営状況となっていた。ファンケルとしては経営体制が変わり、将来を見据え、事業の再整理を行う過程で、不採算事業の整理に踏み切った形だ。

株式譲渡に伴い同社はノイエスに対する9億1200万円の債権を放棄する。連結子会社として支援を継続または清算する場合と比べ、損失が小さいと判断したという。今回の株式譲渡が、今期の業績に与える影響は軽微としている。

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