国内最大級の研究開発集積施設である「かながわサイエンスパーク」(KSP、川崎市高津区)を運営するケイエスピーの大北智良社長が退任し、後任に東海大学工学部教授の内田裕久氏が就任する予定であることが7日、分かった。18日に開かれる株主総会後に正式決定する見通し。
同社は県や川崎市などが出資する第三セクターで、学識経験者が社長に就任するのは初めて。2007年就任の大北氏はJFEグループ出身。
東海大学によると、内田氏は1975年、同大学大学院工学研究科修士課程修了。77年、西ドイツのシュツットガルト大学化学科博士課程修了。理学博士。専門分野は材料工学、水素エネルギー、科学技術教育など。11年8月から13年3月まで県知事参与も務めた。
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