アフリカ・ビジネス考えるシンポ、日本企業の参入呼び掛け、財界トップら350人議論/横浜
経済 | 神奈川新聞 | 2013年5月31日(金) 23:29
アフリカ・ビジネスについて探るシンポジウムが31日、横浜ベイホテル東急(横浜市西区)で開かれた。アフリカ開発会議の公式イベントで、経済産業省、日本貿易振興機構(ジェトロ)の主催。日本やアフリカの財界トップら約350人が参加した。
シンポジウムは、3部構成。第1部は「アフリカ・ビジネスの新潮流~アフリカの活力を日本企業の元気に~」をテーマに据えた。
三菱商事の小島順彦会長は、アフリカへの政府開発援助(ODA)の継続や、医療、教育などのインフラ整備の必要性を強調。日産自動車の志賀俊之最高執行責任者は、世界の自動車市場に占めるアフリカの割合は、1・5%にとどまるとした上で「大きな市場になるためには、どう投資を増やすかが今後のテーマ」と指摘。長期的な視点で産業政策を立案し、継続していくことが重要だと訴えた。
一方、ケニアを中心に鉄鋼ビジネスを展開しているマバティ・ローリングミルズのマヌ・チャンダリア会長は「アフリカはオープンであり、ビジネスの準備ができている」と強調。大手だけでなく中小にも可能性があるとして、日本企業の参入を呼び掛けた。
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