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県内電機メーカー、本格的回復は遠く/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2013年5月24日(金) 22:03

県内に拠点を置く主な電機メーカー各社の2013年3月期連結決算が出そろった。円安進行を追い風として利益を伸ばした企業がある一方で、欧州経済低迷の影響を受けて主力製品の不振が続く企業も目立ち、本格的な業績回復にはまだ遠い実情が浮き彫りとなった。

富士通ゼネラル(川崎市高津区)は、「円高の時に(為替予約して)ヘッジしていた」(庭山弘専務)ため、約63億円の為替差益が発生。純利益は前期比151・4%増の130億円で4期連続過去最高を更新した。

一方、円安の進行で為替差損が発生し、マイナス要因になったのが、海外生産比率が高いJVCケンウッド(横浜市神奈川区)とパイオニア(川崎市幸区)。

JVCケンウッドは約28億円、パイオニアは約10億円の為替差損を計上した。さらに、パイオニアは保有するシャープの投資有価証券の評価損や構造改革費用がかさみ、195億円の最終損失に転落した。

また、欧州での消費の冷え込みで、富士通ゼネラルは主力とする空調機部門が、JVCケンウッドは主力のカーナビなどを扱うカーエレクトロニクス事業が低迷。

パイオニアは主力とするカーナビやカーオーディオなどの売り上げ自体は好調だったものの、販管費の増加などが響き、利益が伸び悩んだ。

14年3月期は、JVCケンウッド、パイオニアとも増収増益を予想。「業務用無線が好調で、業務用AV機器の販売も回復している」(JVCケンウッドの江口祥一郎社長)と期待を示している。

さらに、パイオニアはNTTドコモと三菱電機を引受先とする第三者割当増資の実施で、「1社では難しい車載機器の強化拡大、ビジネスモデルの変革を行う」(小谷進社長)構えだ。

一方、富士通ゼネラルは、主力となるエアコンはタイや中国で生産して、いったん国内に仕入れてから輸出している。そのため、円安進行で輸入コストが高くなるとみており、純利益は23・1%減の100億円を予想している。

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