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久寿餅、揚げせんべい…、「100年企業」書籍に/川崎

経済 | 神奈川新聞 | 2013年5月23日(木) 22:45

川崎商工会議所(山田長満会頭)が、市内で創業100年以上の企業を取材し、経営ノウハウや受け継がれた理念などをまとめた書籍「かわさき百年企業~創業者の思い、今へ、未来へ~」を発刊した。太平洋戦争やバブル崩壊など、時代の荒波を乗り越えながら、どのように生き残ってきたのか。現代の経営者や起業家らに、そのヒントにしてもらおうというのが狙いだ。

取り上げたのは、揚げせんべいの「大師巻」で知られる堂本製菓(川崎区、1909年創業)や「山根工務店」(川崎区、1902年)のほか、額・表装製造販売の「黒船屋」(多摩区、1894年)など、市内の10社。同商議所企画広報部の元木勇司部長と井上英俊さんらが約2年をかけて関係者を取材し、各企業の歴史や歴代経営者の思い、戦争などの苦難をどのように乗り越えたのか-などを紹介している。

このうち、川崎大師詣での土産物として人気のある「久寿(くず)餅」などを製造・販売する「住吉屋総本店」(川崎区)は1887年、参詣者のための料理店として創業し、久寿餅の製造・販売もスタート。しかし空襲で店を失い、戦後の食糧難の中、腹持ちの良いでんぷんの餅が喜ばれたことから、久寿餅専門店として営業を再開したことなどが書かれている。

「川崎には時代の変化に対応し、勝ち残ってきた魅力的な中小企業がたくさんある。それを世界に発信したかった」。発刊に込めた思いを話す山田会頭は、「歴代経営者の人間力とともに、過去の成功体験にいかに新しい風を付け加えていくか。まさに『温故知新』の発想があったからこそ、100年の歴史ができた」と、「老舗」たるゆえんを分析する。

また取材を担当した2人も「お客さまへの常に謙虚で誠実な思いこそが、継続の秘訣だと感じた」と話す。

193ページで1500円。市内書店で販売しているほか、アマゾンや楽天など、インターネット書店でも注文できる。問い合わせは同商議所企画広報部電話044(211)4112。

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