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県内自動車部品メーカーの13年3月期決算、円安で業績改善、海外シフト加速/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2013年5月21日(火) 22:23

県内の自動車部品メーカーの2013年3月期決算が出そろった。13年度後半から海外経済の回復や円安進行を受けた自動車の増産傾向が続いており、震災の影響があった前期と比べ、おおむね業績は改善された。一方で、日系自動車メーカー各社が新興国を中心に進める海外シフトに伴い、東南アジアや中南米への進出加速が鮮明になっている。

サスペンション部品大手のヨロズ(横浜市港北区)は13年3月期の売上高が1105億円、14年3月期は過去最高の1320億円を予想する。今年は6月にタイ、8月にインドネシア、10月にメキシコ、来年にはブラジルに新拠点が完成予定だ。事業の国内比率は年々下がり、売り上げ増は新興国が中心を担う。佐草彰常務執行役員は「13年3月期に約65%だった売上高の海外比率は5年以内に8割を超える」と説明する。

ばね大手ニッパツ(同市金沢区)は、自動車用懸架ばね事業やシート事業が好調に推移し、売上高が5079億円、経常利益が349億円でともに過去最高を更新した。今年8月には、今後需要の拡大が予想されるメキシコ市場に対応するため、同国にばね生産会社「ニッパツメキシコ」を設立し、海外事業の強化を図る。連結子会社トープラ(秦野市)も同国に現地法人を設立する。

日系メーカーの展開に合わせて、県内の部品各社が最も投資を集中させているのが、日系メーカーの販売シェアが高いタイやインドネシアだ。トラック用フレーム大手のプレス工業(川崎市川崎区)は13年3月期には113億円だった設備投資を、14年3月期には総額244億円に倍増させる。中でもタイに108億円、インドネシアに45億円を割り当て、生産力を増強。望月康邦常務執行役員は「タイの好調は、今年も続く」とみており、14年3月期に見込む増収増益のけん引役として期待する。

古河電池(横浜市保土ケ谷区)は、主力の自動車用鉛蓄電池の売り上げが国内では伸び悩んだものの、タイでは好調だった。高久繁執行役員らは「洪水の影響の反動で日系メーカーの生産が増えたと同時に、タイの経済力が伸びて補修用の需要も増えている」と分析する。

自動車照明大手の市光工業(伊勢原市)も、40億円の投資で昨秋竣工(しゅんこう)したタイ工場の受注が順調という。井上誠一郎専務執行役員は「海外展開を加速させて、安定軌道に乗りたい」と強調し、14年3月期にもタイへの設備投資を続ける。

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