相鉄ホールディングス(相鉄HD、横浜市西区)は28日、完全子会社で不動産賃貸業の「相鉄アーバンクリエイツ」(西区)が、横浜駅西口にある大型賃貸ビルを取得することが決まった、と発表した。取得額、取得先は非公表。重要な事業基盤と位置づける横浜駅西口で、「不動産賃貸業のさらなる基盤強化を図るのが狙い」としている。
取得するビルは、横浜市西区北幸1丁目の「エキニア横浜」。地下3階、地上9階建てで、居酒屋などが営業している。敷地面積は2266平方メートル、延べ床面積は2万5863平方メートル。引き渡しは4月24日予定。
同ビルは2期に分けて完成しており、1期は1966年、2期は72年竣工(しゅんこう)という。相鉄HDは「当面は現状のまま保有するが、将来的には、建て替えなどの計画が浮上する可能性はある」と話す。
相鉄アーバンクリエイツは昨年3月にも、横浜駅西口の商業施設「横浜ビブレ」の入る土地、建物を取得した。
今回の横浜駅西口の大型物件取得はこれに続くもので、相鉄HDは「引き続き条件が合えば(物件の購入を)検討したい」(経営戦略室)と話している。
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