ブックオフコーポレーション(相模原市南区)が、海外展開に注力している。今月、米国カリフォルニア州レイクウッド市に新店舗をオープン。日本でのビジネスモデルを基に、本やCDなど現地の商材のみを扱う店「グローバルブックオフ」で、米国本土では3店舗目、海外では6店舗目。同社は、海外事業における中心的役割を担う店舗と位置づけている。
23日に開店した「ブックオフレイクウッドセンターモール店」は集客力の高い会員制スーパーに隣接し、総売り場面積は約750平方メートル。現地で流通している本やDVD、CD、ゲームなどを扱う。在庫数は約20万点。ブックオフの子会社「ブックオフUSA」が運営する。
ブックオフの海外初進出は2000年の米国・ニューヨーク。当初は現地邦人向けに日本語の商材を中心に販売していたが、09年、10年と、現地商材のみを扱う「グローバルブックオフ」を、米国本土で相次いでオープンさせた。現地の人たちの支持は徐々に広がり、12年2月期決算はブックオフUSAとして初の黒字化を達成したという。
「グローバルブックオフ」はこのほか、フランスで2店舗、ハワイで1店舗展開しており、今後の海外展開の要を担うという。
ブックオフは、レイクウッドセンターモール店で、店舗の運営ノウハウを蓄積。「現地スタッフのトレーニングセンターとしての機能も担う」としている。
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