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若者に中小企業見学ツアー 人材確保狙う/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2013年2月21日(木) 12:15

今月12日に行われたバスツアーでは、学生らは従業員の案内を受けながら作業などを見て回った=横浜市鶴見区の吉岡精工
今月12日に行われたバスツアーでは、学生らは従業員の案内を受けながら作業などを見て回った=横浜市鶴見区の吉岡精工

大企業志向が強い学生と採用意欲のある中小企業とのミスマッチを解消しようと、若者に県内中小企業の魅力を伝え、中小の人材確保を後押しする取り組みが活発化している。県が工場見学のツアーを開催しているほか、神奈川労働局でもハローワークを活用した就職支援を推進している。

県政策研究・大学連携センターは今月12日に大学生や就職担当者を集めたバスツアーを主催。県内外から17大学32人が集まった。

印刷会社の秀英堂紙工印刷の工場(川崎市高津区)と、自動車のエンジンバルブ用の金型請負加工などを行う吉岡精工(横浜市鶴見区)を見学。吉岡精工では、従業員からレクチャーを受けた後、部品の洗浄作業などを見て回った。

横浜商科大3年の川崎真弘さんは「あまり知らなかったが、世界が認めるサービスや製品があると気づいた」。産業能率大1年の酒井愛実さんは「中小企業の経営理念や工夫などを勉強できた」と話していた。

同センターの目黒節子担当課長は「大企業に目が行きがちな若者に、すてきな中小企業があることを知ってもらうのがねらい」と説明する。県産業立地課も、県が誘致に成功した企業を巡るツアーを2010年から大学などの就職担当者を対象に行っている。

また、神奈川労働局では県内14カ所あるハローワークを拠点に、中小企業を主な対象とする就職支援対策を実施。求人開拓推進員をリーマン・ショック後には約4倍に増員し、現在では約70人体制にまで整えた。

さらに、ジョブサポーターという就職支援専門の相談員を配置。学生たちの自己分析や面接の相談などを手伝うほか、個別の求人開拓を行うなどきめ細かなサービスを提供している。

厳しい若者雇用の改善には、学生と中小のミスマッチ解消が課題。同局職業安定課は「中小企業への就職は経営や雇用管理などの面で不安と捉える学生や保護者も多い」と指摘。「しっかりとした経営基盤の上に成り立っている中小企業も多くある。知られていない魅力やメリットを探し出し、学生たちに伝えていきたい」と話している。

厚生労働省は4月から、若者の採用や育成、働きやすい環境づくりなどに力を入れている企業を「若者応援企業」と認定する取り組みを始める。各ハローワークに求人を出した事業主が申請すれば、法律違反がないかなど一定の審査を経て認定。1年間は若者応援企業として、自社広告や説明会などの場でPRできるという。

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