鎌倉工場の閉鎖など生産・研究開発拠点の再編を発表した化粧品大手「資生堂」の県内取引先(1次・2次仕入れ先)は計163社あり、県内経済への影響が懸念されることが東京商工リサーチ横浜支店の調べで分かった。
業種別には、製造業が63社(38.65%)と最多で、卸売業・小売業が44社(26.99%)と続いた。地域別では、研究所がある横浜市に本社を構える企業が76社(46.63%)と半数近くを占め、鎌倉工場がある鎌倉市は5番目に多い5社(3.07%)となった。
同社は鎌倉工場での生産を2014年12月に停止し、15年3月に閉鎖。掛川(静岡県)、大阪、ベトナムの各工場に生産を振り分ける。金沢八景の研究開発拠点も13年9月に閉鎖し、新横浜の拠点に集約するとしている。
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