東京商工リサーチ横浜支店によると、アミューズメント機器設計・製造のKHP(旧社名ホープ、川崎市麻生区)は11日までに、東京地裁から特別清算開始決定を受けた。負債総額は11億6165万円。
同社は1951年に自動車製造を目的に創業し、翌52年に法人化。74年にアミューズメント機器製造にシフトした。「ワニワニパニック」などのメーカーとして知られ、商業施設などへの機器供給やアミューズメント施設の運営を通し事業を拡大した。
98年2月期にはピークとなる売上高31億78万円を計上したが、家庭用ゲーム機やスマートフォンゲーム市場の台頭で自社機器の需要が減少。業績不振で事業継続が困難となり、今回の措置となった。
2016年12月の株主総会の決議で、商号をホープからKHPへ変更し、登記上の本社を東京都内に移転していた。