横須賀市内の各商店街で2月から、それぞれの店舗が持っている技能や専門分野を消費者に紹介する「横須賀まちゼミ」が開かれる。プロの技能を原則無料で紹介することで商店街のファン層を広げ、活性化につなげる狙い。横須賀商工会議所の主催で、初の試み。県内でも例がないという。
横須賀中央駅近くで名物「ヨコスカネイビーバーガー」などを提供する洋風レストランは、「まちゼミ」でプロの調理法を伝授する予定だ。
オーナーシェフの平野耕司さん(32)は以前は板前で、和食も得意。講座はハンバーグの作り方から刺し身の切り方、パーティー料理の調理法まで幅広い。「以前に比べて街の人通りが少なくなった。個人店舗の魅力をPRしたい」
「まちゼミ」に参加する店舗は計22店。横須賀中央や上町、北久里浜、衣笠などの地区の商店街で、計23講座が開かれる。
講座内容は幅広い。写真店では証明写真の撮り方、化粧品店では小顔マッサージ法、生花店ではフラワーアレンジメント、書店では読み聞かせのこつを紹介する。
同商議所は「来客は有益な情報をプロから得ることができ、店舗は新しい顧客層の開拓を見込める」と期待している。
期間は2月1日から3月15日まで。受講は原則無料(教材費のみ実費が必要な店舗もある)。講座内容は同商議所、横須賀商店街連合会のホームページで紹介している。既に定員に達した講座もあるが、要望が多ければ追加の開催も検討するという。
問い合わせは商議所まちづくり支援課電話046(823)0402。
【】