新年を記念し、県農協茶業センターはシルバーを基調とした新ボトルの足柄茶を販売している。限定7万2千本で、県内の東名高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)などで購入できる。
2011年3月の東日本大震災による原発事故の影響で、足柄茶は売り上げが落ち込み、現在は震災前の7割程度という。ブランドのイメージを一新して回復を目指そうと、お茶を連想させる緑色ではなくシルバーを下地に、震災後に採用した金太郎の図柄を黒色で描くなどシンプルなデザインとした。
販売しているのは、東名高速道路上下線の海老名-足柄間のSA、PA、小田原厚木道路の平塚、大磯、小田原の3PAのほか、農協の大型直売所や同センターの直売所など。昨年12月26日から販売され、4日現在、足柄SAなどから計約800本の追加注文があったという。
中身は従来の商品と変わらず、同センターは「足柄茶はコクがあって、お茶らしい味。その味、香りを味わってもらいたい」と話している。
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